
ほいっと到着! 「
稲荷神社(いなりじんじゃ)」。野々市市稲荷2丁目、その名の通り、元々、神社があって町名が付いたパターンですね(^ω^) 場所は、簡単に言うと「
無印良品 野々市店」から国道157号渡った反対側付近です(それよりも町に入り組んだ中にあります)。
実は自分も有名な割にどこかなーって思ってたら、意外と住宅地の中にあってビックリしましたー。

ってなわけで、一礼をして境内へ。この神社は平安時代後期(1104年)と建立年がはっきりしています。その名の通り、全国3万以上ある稲荷信仰の頂点「
伏見稲荷大社」の下社となります。
御祭神は「
豊宇気毘売命(とようけびめのかみ)」・・・えっ? 稲荷明神じゃないの?って自分も思うんですが、「
稲荷明神」自体は食物や穀物の神の事を総称して言うとかいろいろ説があって、「豊宇気毘売命」はイザナギ・イザナミの孫で、食物の女神なんだそうですよー。珍しく合祀されてないので、一神のみの神社でした。

っていうか、ちょっとビックリしたのが「
防犯カメラ」が沢山あって、誰もいないのにただドキドキしてましたわ(前になんかあったんかな?)。不審者に思われないように詣りましたが、かなり頑丈に施錠もしてあって、中の「稲荷神社」とかかれた扁額がステキだったので、間近でみあかったなー・・・あれ?

「稲荷神社」っていうと、「伏見稲荷大社」のように
赤い鳥居や
白い狐が飾られている事が多いんですが、稲荷神社っぽくないなーって思ったら! あっ、全然関係ないですが、「伏見稲荷大社」に以前に行った際に、狐じゃなくて、猿の大群に囲まれてしまい、マジで恐怖でしたー、ってことは置いといて!
さて、この神社の見どころや伝承をご紹介!
加賀の歴史と関り深い! 稲荷神社①
赤い鳥居

境内の左側の奥に小さいながらの「
赤い鳥居」がありましたー。平成23年に社が奉納され、令和2年に赤い鳥居が奉納されたそうです。勝手な予想ですが、実は境内がかなり小さいんです。後述する内容からすると数倍大きくてもおかしくないのに不思議だなーって思うぐらい。
ただ、さらに後述する「
豪姫」のお話から、江戸時代に、狐や赤い鳥居は取り壊されて、敷地も小さくされたのかなー、なんて。ただ、こうやって現代の氏子の方々が奉納されるのはとても素敵な話ですね。
加賀の歴史と関り深い! 稲荷神社②
三匹の狐と富樫家近

この神社は本当に富樫氏と関りが深いんです。そりゃそーだ! 「
富樫家近」が建立した神社なんですよー。えっ、誰? 文化会館フォルテ前に、富樫氏の初代「
富樫家国」の像があるんですが、その孫(三代目)にあたる人物で、富樫氏の初期の頃では一番有名な人物です(たぶん)。
平安時代はまだ朝廷の世の中であって、武士はその朝廷を守る部下みたいな位置づけで、当時の白河天皇が離宮を作るのに富樫家近も駆り出されて京都に行く途中に、出会った夫婦から「
離宮に子供が取り残されて助けてほしい」っと懇願されたそうで。そこで助けた所、3匹の白い子狐(実際白い狐はいないのでイメージは狐ですが)だったそうです。
ただ、その夜に夢に「
稲荷明神」が現れて、お礼とともに「
あなたの氏族の繁栄を約束する」みたいな事を言ってくれたそうで、それから富樫氏は発展の一途をたどり、富樫家近が野々市の地に「
稲荷神社」を建立したそうです。それが1104年、ちょうど大河ドラマより少し前の時代ですね。他にも富樫家近には伝承が多いので、気になる方は調べてみてね!
加賀の歴史と関り深い! 稲荷神社③
加賀の赤飯文化の起源

「
赤飯」って当然全国で食べられていますが、加賀地方だと意外と普通に食べられてますよね。長寿の祝いとか。それって、実はいろいろ説もあって、稲荷神社の祭礼は、昔から「
小豆飯」を奉納するんだそうです。
それは「
狐に小豆飯」という諺があるぐらい狐が小豆飯を好きな事にちなんでいるそうで、ってことは、平安時代後期から、野々市の地には「小豆飯」が伝わっていたということになります。なんで、加賀地方に伝わる赤飯文化は、この神社の祭礼が起源なのでは、と言われているそうですよー。
加賀の歴史と関り深い! 稲荷神社④
前田利家の娘 豪姫

その後、加賀地方は室町時代に富樫氏が滅び、加賀一向一揆衆を経て、加賀百万石の前田家に引き継がれ、加賀の中心が野々市から金沢に移動します。その、
前田利家とまつの娘に「
豪姫」がいて(宮沢りえ主演で映画化もされた有名人)、
豊臣秀吉の養女となり、
宇喜多秀家に嫁ぐわけですが、
狐憑きにあってしまい、秀吉が激怒!
伏見稲荷大社に豪姫の狐憑きを何とかしなければ、全国の稲荷神社を取り壊し、狐を狩りまくる!と脅したそうで。これにビビったのが前田家。それもあって、いち早く加賀地方の稲荷神社を取り壊したり、所領を激減したりしたそうな。
その後、豪姫の狐憑きは治るんですが、全国3万以上ある稲荷神社ですが、加賀や能登、前田家の治めた地には、
極端に少ないそうです。前述した通り、歴史の割に、野々市の稲荷神社もこじんまりしているのは、この件が理由なのかなーて勝手に想像してしまいました。
加賀の歴史と関り深い! 稲荷神社⑤
狛犬チェック

上の話とは違うんですが、野々市付近には全国的の狛犬マニアには有名な「
逆さ狛犬」が存在しています。なぜ逆さかは全くわからないんだそうですが、せっかくなのでチェック! やっぱり逆立ちしてましたよー。狐だったらうれしかったのですが、そのうち「
逆さ狐」も奉納されたらうれしいですね。
加賀の歴史と関り深い! 稲荷神社⑥
謎の大きな石!?

こちらも全然関係ないのですが、境内の外にあるアパート?の駐車場の一角に「
謎の大きな石」があります。なんだろうなーって思って、一周してみましたが、何も記載もなく。ただ、平安時代から続く神社の数メートル外にある大きな石、やっぱり何か関係してんだろうなーって思いながら眺めてました。全く関係なかったりして(^ω^)
そんなこんなで「
稲荷神社」まとめ。実は、富樫の伝承とか、歴史を調べていくと、かなりメインでこの「稲荷神社」が出てくるのですが、実は今まで行ったことなくて。ってか、どこなんだろうって思うぐらい、現在は住宅地に入り組んだところにあります。現在は、そんな大きな境内ではありませんが、平安時代から続く、富樫家近建立の神社をようやく見ることができてよかったです!
自分は専門家ではなく、自分の子供に教えるぐらいで書いていますので、もし興味がございましたら、調べてみてくださいね。
稲荷神社
石川県野々市市稲荷2丁目1番地
今日の一言「やっと行けた」
※自分も専門家でもないし、できるだけ一般的な説で多くの方に浅く頭の片隅程度でとどめるぐらいの内容で書いております。専門家の方は大きな心で読んでいただければ幸いです。
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