古墳の中に神社!?「大兄八幡神社」 第3回 野々市神社めぐり(石川県野々市市末松)

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野々市生まれ野々市育ちのいしかわ観光特使で自称カレー特使のナマステが、いろいろ勉強して「ののいち博士」を目指しています。
野々市は加賀では一番歴史深くものすごく神社が多くて、順番に神社を回っています。前回は富樫の守護神と言われた「林郷八幡神社」でしたが、ちょい冬に入っちゃったので近場ということで、自分が住んでいる野々市市末松にある、「大兄八幡神社(おおえはちまんじんじゃ)」をご紹介。初詣も行ってきました。
実はこの神社は、ご祭神が4つあったり、古墳の中にあったり、謎が多い神社なんですよー!
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ほいっと到着! 「大兄八幡神社(おおえはちまんじんじゃ)」のちょっと手前(^ω^)。野々市市末松1丁目、石川サニーメイトさんからまっすぐに来るのが場所的にわかりやすいかなー。ってか、ここはまだ入口じゃなくって、この道まっすぐ行くと神社があります。ただ、右側に入って小さく車見えると思いますが(自分の車)、そこが神社の横になるので、車の場合はそっちでもいいかなー。って、まっすぐ進むと!

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大兄八幡神社(おおえはちまんじんじゃ)」に到着です。はっきりとかわからないことが多いんですが、700年代ぐらいからあったのではーって言われてる古い神社っす。 ちなみに御祭神はなんと四神もあって、武士の神様(八幡様)「応神天皇」、祀っている神社が少ないイザナギ、イザナミの最初の神「蛭子命」、学問の神様「菅原道真公」そして「天照大神」の四神です・・・って普通複数の神様を合祀している際になんとなく似た感じになるんですが、めっちゃバラバラな神様ですねー。
そして、ずずずっと境内へ。

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本殿へ到着。普通の時は閉まっています。自分はちょい前に町内会長をやっていたので、町会代表としてお詣りすることが多くて、中に入りましたが、中は結構細長く奥まであってビックリしました。ものすごく歴史も由緒もある本殿で、ドキドキでしたわ~。ちなみに、御祭神とは別に、加賀国を作ったと言われる「大兄彦君(おおえのひこぎみ)」も祀っていたので「大兄明神」とも呼ばれていたんだそうな。なんか不思議だ(´ε`)

さて、謎が多いこの神社の謎と見どころもご紹介!

なんてこったい! 大兄八幡神社①
末松神社!? P1120800.jpg
なんでか、神社の前には「末松神社」って書かれているんですよー!? なんとこの神社、元々は「末松社」と呼ばれていて、明治に「末松神社」となったんですよ。そして、この付近は古墳時代から沢山人が住んでいたので、郷とか村とかいろいろあって、それ毎に神社があったわけで。菅原道真公を祀る「菅原神社」を合祀したんです。で、今は一緒ですが「末松」の隣に「轟(とどろき)」という村があって、この村が珍しく蛭子命を祀った「轟蛭子神社」があり、別の八幡神社と合祀し「轟八幡神社」となったそうで。これで四神ですね。で、さらに、末松と轟が一緒になって、昭和42年に末松神社と「轟八幡神社」が合祀し、元々「大兄明神」を祀られていたので、現在の「大兄八幡神社(おおえはちまんじんじゃ)」となったそうですわ~。わかんねーけど、神様大集合な神社です!

なんてこったい! 大兄八幡神社②
古墳の中に神社!? P1120803.jpg
境内に入ると普通は気づかないんですが、左右がこんもりって盛り上がっているんです! じつはこれ!「古墳」なんですよー。ビックリですね! なんと、古墳のど真ん中に本殿があるんですー! なかなかないですよね。
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この付近には「末松古墳」があるのはわかっているんですが、なんと、神社がそのど真ん中にたてられたので、簡単に言うと誰かのお墓の小高い古墳のど真ん中を崩して神社を建てたことになります。まさに謎!? なんで古墳の主体部が失われており、さらに、この古墳は未発掘なんだそうで、謎が深まるばかりなり。

なんてこったい! 大兄八幡神社③
狛犬チェック P1120807.jpg
野々市付近には全国的の狛犬マニアには有名な「逆さ狛犬」が存在しています。なぜ逆さかは全くわからないんだそうですが、せっかくなのでチェック! いえーい! 末松も逆さになってますよー。なんかうれしー! しかも、前から気になっていましたが、吽像の方の頭が、栗っぽくとんがっているんですよねー(´ε`) これが、愛らしくって! ちょっと雪でわかりづらいですが、めっちゃとんがってますよー(^ω^)

なんてこったい! 大兄八幡神社④
手水鉢 P1120805.jpg
ちょと今は使えなくなっていますが、手水鉢は普通にあるんですが、この近所に国指定重要文化財史跡「末松廃寺跡」があるんです。そこの七重塔があったとされる場所に、「唐戸石」という塔を支える柱が刺さっていた大きな石があるんですが、「末松廃寺跡」も詳細が分かりだしたのが昭和中頃なので、それまでは「田んぼの真ん中にでかい穴の開いた石があるぞ~!」ってちょうどいいってことで、なんと一時期「手水鉢」として使われていたんだそうですよー。まさかの国の重要文化財になるとは!ほんで元の位置に返されて、上の写真の通常の手水鉢を置いたそうです。

なんてこったい! 大兄八幡神社⑤
大きな欅 P1120815.jpg
神社にはたくさんの椿と欅の木に囲まれているんですが(末松にも多いんです)、左側の小高い丘(古墳ね)の上にめちゃ大きな欅がありますー。直径が1.3mで24mにもなるんだそうで、なぜか石川県の巨木リストにはのってないんですが、県内でも130番目ぐらい大きいそうな(調べた人すげー!)。ただ、古墳って知らなかったら登れるんですが、知ってしまったら近寄れないですねー(^ω^)

そんなこんなで「大兄八幡神社」まとめ。正直、引っ越してこなければ、来ることもなかったかもしれない神社ですが、調べてみたら歴史深く、さらに謎も沢山あって大人心をくすぐる神社でした。古墳って知ってから行くと、また違った印象があってとても感動しました。

大兄八幡神社
石川県野々市市末松1丁目1番地



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今日の一言「お正月のおみくじは30円!」

※自分も専門家でもないし、できるだけ一般的な説で多くの方に浅く頭の片隅程度でとどめるぐらいの内容で書いております。専門家の方は大きな心で読んでいただければ幸いです。
※記事の内容は掲載時点の情報ですので、変更になっている場合もございますので参考にされる場合は掲載日をご確認ください。
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