
野々市の山側環状線付近から。この山間にちょこっとだけ高い所があるのですが、ここらへんに住んでいる方ならほぼ知っている「倉ヶ岳(くらがたけ)」って言う山。なんで知ってるかは後述しますが、その標高565mの山頂付近にお店はあるんですよー! 直線距離としたらそんな遠くないんですけどねー(´ε`) カメラじゃなくって実際目で見たらもっと近く感じるんですが…やっぱり遠いですよねー。

山側環状線の四十万付近から鶴来町へ行く旧道へ。カレー好きに分かりやすく言うとシエスタさんを曲がる信号で、シエスタさんとは逆方向に曲がります。村田製作所の方ですね。そのままずっとまっすぐ進むと、白山霊園がある場所から上に登る側道が。ちょうど前の車も登って行きました! あっ、ちゃんと停止してスマホじゃなくてカメラで撮影しております。そこを登ります。

なんだか、やな感じの看板がありますねー。危険! 事故多発! 対向車に注意! まー、気にしない~!

ずっとこんな感じの山道が続きます。途中、不法投棄禁止とかあちこち書かれてたり、カメラ設置とか書かれてたり。って実は、この道むかーしよく登っていたのですが、そんな看板とかなかったなー。時代だなーって登って行きます。かなりのヘアピンくねくね。でも逆にくねくねな分、そこまで急ではないのですが、案外長く走ります。あー、マジであってんの? この道どうなんの? ってちょこっと不安になってきたぐらいで…

ようやく看板があります(´∀`)! なんかホッとしますねー! ちょうど坂尻町から上がってきた感じで、右に行くと「獅子吼」左に大きく曲がると(看板以上に曲がります。)「倉ヶ嶽」方面。昔は倉ヶ岳山頂に「鞍ヶ嶽城」があったので、漢字が入り組んでいるのかなー。ゲームだと「行き止まり」にいったら隠し通路があるかもしれませんが、行き止まりなので、行かないでねー(´ε`)

それから、今まで細いって思ってましたが、もっと細い道。前から来るなー!って祈りながら、なんとちょこっと集落が! しかも喫茶「倉ヶ嶽」ってお店まで! ここから「倉ヶ岳」に登るのかなー。って、なんで知ってるかと言うと、ここらへんの小学生の高学年って「倉ヶ岳」登る所多いんですよー! しかも山頂には大池もあって、本物のロッククライミングをさせられます。ロープ張ってあるんですが、そこは未だにロープ張ってあって、小学生が登っているんだそうですよー。って昔話はさておき、喫茶「倉ヶ嶽」からまっすぐ登ります。写真は看板が見えなかったので帰り撮影なので、このままバックする感じ。ここから舗装がアスファルトですが少しガタガタに。

いやー、登ってきたねー! 最初はあの辺から撮影してたのかなーなんて( ̄ー ̄) 舗装が変わった付近からさらに道幅が少し狭くなり、前から来んなー状態(>_<) しかも、意外と道路の横はそのまま崖って感じ。まー、すれ違いできる場所も短い間隔ではあるので、大丈夫ですよー。

って建物が! あれかなー。位置的にはこれかな。いやー、思えば遠くに来たもんだ-! って、車を停めてお店を覗いてみると。

「熊じろう」って書いてある( ̄ー ̄) よかったー! 野々市の下から40分ぐらいかなー。まー、途中写真撮るのに何度も止まったので、もうちょっと早くは来れるかなー。でも、ついてよかったー! でも、ちゃんと冬期も営業してて、逆に猪は冬期が旬?なので、冬期にお客さん多いみたいですよー。すげー! 気さくなおばちゃんが「中にどうぞー!」っとな。

中はこんな感じです。カウンターと小上がりの席があります。メニューは壁に木彫りのメニューがあるのですが、「熊肉料理」「いわな塩焼き」「猪ステーキ」「猪みそ鍋」「きのこうどん」「熊肉うどん」…そんなジビエや山の幸のメニューの最後に「猪カレー1500円」! あったー! あと喫茶としてのカフェメニューもありますよー。ってなわけで、当然「猪カレーくださいなー。」っと。そしてビックリ!!!!
猪カレー 1500円 プラス 猪カツ500円 
実はカレーで1500円って高いなって思いつつ、でもせっかくこんなところまで来たのもあるし、逆にこんな場所でやっているのもあるし、これぐらいかなーって思ってたら、ドーーーーン! 無意識に「デカッ!」って声でちゃいました(´∀`) デカイ、マジで! しかも、小鉢と味噌汁まで。そんなこととは思わずに、最初にいろいろジビエカレーについてお話してたら猪カツの話になって「うちもプラス500円で乗せれるよー。」ってんで、こんな量だとは思わずに、せっかくなので乗せちゃいました! そしたらドーーーン! 軽く2人分( ̄□ ̄;)!? って思ったら、女性とか量知っている人は、2人で1つ頼む人もいるらしいです(´ε`)

量にも驚きましたが、カレーがマジで見た目から美味しそうで! よだれじゅるー( ̄ー ̄) カレーの横には山菜も添えられてて「こごみ」と珍しい「シダ」なんだそうです。猪カレーは開店してからずっとやっているんだとか。ってなわけで、まずはイタダキマース!

あっ、めっちゃコクがあって濃厚! また独り言で自然に声出た! ウマイ(´∀`)! こんなカレーが今までほとんどメディアや雑誌に出たことないなんて有りえない!ってぐらいの高レベル! しかも、入っている猪肉の量が半端ないし、猪肉はどっちかというと豚肉に近いはずなんだけど、食感は牛肉な柔らかさ。沢山の野菜も煮込まれており、アクセントのコクは猪の脂を取ってあって、それで野菜とかベースをまず炒めるんだとか。これぞ!猪カレーですね!

カツも目の前での揚げたてで美味しすぎる~! 猪肉ってめちゃ栄養があるのに健康にもいいんですよねー。カツにするとギュって旨味が絞られる感があります。って、そうなんです。お店の奥村さんはご夫婦で猟友会の所属している猟師! しかもかなりの有名なご夫婦で、行政からの駆除の依頼で熊や猪を狩り、そしてそのお肉をすぐ処理して冷凍し、それを使っているんです。なんで、カレーの中のお肉の量も半端ないですし、これぞ「ジビエカレー」ですよねー! 最近流行りのジビエって言われればそうなんだろうけど、うちら昔っからずっとこうだからねーっと。

付き出しも「山ウド」、お味噌汁も「竹の子」と山の味覚満載! 当然季節によって全然違ってきますよー。ここいらから、うちも親戚が竹の子の山持ってて毎日竹の子で~から、山菜の話、親の出身の話(一つ向こうの山なんです)などなどやさきほどの倉ヶ岳の話など、ちょうど2人だったので、初対面なんですが尽きることなく・・・尽きることなく・・・尽き・・・
カレー減ってねー( ̄□ ̄;)! 結構なハイペースで食べてたつもりですが、まだ1/3は残ってるー! 徹夜と暖かさと満腹感かなんか目がとろーん。いやいや、後で山おりんなんよー( ̄ー ̄) っていうか、お客さんは山で働いてたりと力作業されて来られる方も多いんだそうで、結構ペロっと食べる人が多くて、がんばってお腹いっぱいで体力つけて働いてもらいたいとこの量になったんだとか。「カレーの後でうどん食べる人もいるよー。」 ムリムリ―! でも、なんとか完食! 夕飯いらねー! 「そんなこと言っても夕ご飯時にはお腹減ってるもんだー。」そうなんだよねー( ̄ー ̄)

次のお客さんが来られたので、話は尽きませんが、仕事もせんなんし下山しないとー(´ε`) なんか自然に囲まれていると落ち着きますよねー。お話してたら結構グルメなので、カレーも納得の味なので、そのほかのメニューも気になってきました! 「きのこうどん」とかすげーの出てきそう! って、ミーハー的な感じで書いてしまいましたが、これぞ本来の「ジビエ」。猟師さんが取ってきたものを出されているので、命を尊びながら、猪のカレーをいただきました。ごちそうさまでした!
猟師もされていますし、お店は基本奥さんお一人でされているので、山で住んだり働いている人達の憩いの場的なゆったりとしたお店なので、大人数で食事感覚で行かれる場合、1本お電話入れてからの方がいいかなーって思います。 熊じろう 石川県金沢市倉ヶ岳ヲ10
TEL:076-280-1678
営業時間:10:30~17:00
定休日 木曜日
「北陸カレー物語」を見た!とお店で言っていただけると励みになりますので、よかったらお願いします。

今日の一言「でも夕飯食べれませんでした( ̄ー ̄)」
※お店には撮影許可とブログへの掲載許可をいただいております。基本的に勝手に撮影・掲載するようなことはいたしておりません。※記事の内容は掲載時点の情報ですので、料金など変更になっている場合もございますので参考にされる場合は掲載日をご確認ください。
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